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そこね [書評・引用]

無意識の病理学―クラインとラカンこんな本を買いました。

『無意識の病理学』
(新宮一成著 1989年10月 金剛出版

『ラカンの精神分析』に続き、読んだ。
おもしろかった。

見るからに、専門書という第一印象を受けたが、読むと、とても読みやすい。
特に、最終章“ラカンの基本理念をめぐる省察”は短く、しかも理解しやすい。


さて、要は《無意識》である。


本著を読むと…、《無意識》は…

・ことばでできている
・テンポをもっている
治療(精神療法)に使われる

と、いうことがわかる。


あと、おもしろいのが、

・「出会いそこねになる」=対象不在はことばの発生条件
・「拍動」「せき立て」が時間性を獲得する
・「ファルス」が「開口部」を現すか、破棄するかが精神現象の違い

など



また、好きなのが

集合論を使った図解である。
つまり、丸と丸があって、その重なりが、どうのこうの式の説明。


さらに、かっこいいのが

数式。 ◇a 一見意味不明だが、わからないわけではない。


ちなみに、偶然とはいえ、細野氏(YMO)がある相談者の夢のなかに登場したのには驚いた。

あと、ところどころイデオロギーということばが使われていたのにも少し懐かしいとともに驚いた。



《無意識》。
そう、要は《無意識》なのである。
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